タツノコのマッハ的な何かをウォシャウな人たちが実写映画化した珍品。
すぴーど・れーさーって主人公の名前だってね?スゴいぞーカッコいいぞー。
原作は生まれる前のアニメなもんで、リメイクの方をちょろっと観たのみでよく知りません。(個人的に一時期ハマっていたサイバーフォーミュラの)アスラーダGSXのモデルがこのマッハ号だったはずで、今みても美しいマシンデザインですね。
話はコテコテなんすけど、オモチャ的な世界観がシュールで楽しいです。なんちゅうか着色料バリバリの駄菓子みたいな色彩で、こんなトコに住んでいたら常時胸焼けしそうです。とにかく映像は凝っていてインパクトも大。
でもレースシーンもオモチャみたいなんすよ。車体がプラモみたいで、やたら大回転して飛び回ってます。ほとんどミニ四駆でも走ってるみたいで、(アホみたいでおもろいんですが)人間が乗ってるマシンな感覚が無い。なのでスリルも迫力も全く感じないのがステキです。
そいやラストのレースでライバルがちゃっちい反則ギミックを使っていて、みんなが反則だー!と息巻いてましたが。そこまで遥かにド反則な殺人兵器が飛び交ってたんですけど(主人公機も含め)。
原作や日本をリスペクトしてるんだか貶してるんだかよう分からん、ぶっちゃけゴミ映画なんですが、一周回って笑えるのがなんとも。