知的障がい者の兄を隠すようにして生きる青年と、謎多き風俗嬢。白石和彌監督の長編デビュー作とのこと。内田慈さんの裏表ない感じがとても良かった。
撮影が2009年なのでリーマンショック後のことだと思うけど、色々鬱屈してる世の中が画面を通して見えた気がする。
トーキョーというには田舎で(秋葉原や新宿、渋谷のシーンもあったけど)千葉とか神奈川の沿岸部とかそっちのイメージ。空き地を囲むフェンス、ガラケーなどに10年前以上の時間を感じる。
マンション宣伝会社から迷惑電話かかってきたら、今度から主人公みたいな返しを使ってみようかな。逆ギレされるかな。