このレビューはネタバレを含みます
日本にこの映画が上陸した当時
記憶がごっちゃになってる気がするが
冬ソナから始まった?韓流ブームが
奥様方の恋愛メロドラマ主流だったところに
シュリやJSA、まだみてないトンマッコルへようこそとか骨太な映画が出てきていた頃だったように思う
その頃から存在は知ってたが
結局鑑賞していなかった作品
今回リマスターで観たこともあるが
20年前の映画という古さをまったく感じない
まあ今の撮影で同じ筋、作品を撮ろうとすればもっと、映像的に洗練されたものになりそうではあるけど
今回描こうとする物語を表現するのに
これで十分といえばそう
力の入りようが違うのもあるかもしれないけど
南北戦争を描く作品数多くあり
韓国のそのテーマの映画で必ず関連作に出てくる今作
戦場のイメージは高地戦が1番全体的に近い
とはいえ今作は南側のみに焦点を当て
タイトル通り兄弟についての物語
家族の話としていろいろ思うところもあり
戦争の中の悲劇としても感動的ではあるんだけど
いまひとつ、特にお兄ちゃんが行き過ぎちゃってるところが
感情移入しきれなくて好きになるとまではいかなかったかな
でも映画としては大作でもあり
ハマる人には間違いなく良い物語でもあると思うので
作中の兄弟と性格や思考が近い方には
感動作になるとは思う