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スパイダーマン3のrinkoのネタバレレビュー・内容・結末

スパイダーマン3(2007年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに視聴。
個人的にこの映画は自分の中の映画ランキングトップ3に入るのではないかとおもっている。

この映画のおもしろいところは、
ただのヒーロー映画で終わっていないところ。ヒーローといえども中身はただの人間であり、この3作目ではとくに人間味があるヒーローとして描かれている。

市民から支持されてすこし天狗になっている主人公ピーター、
おじを殺した相手への復讐心が再燃するピーター、自分を振った彼女にたいする腹いせをするピーター、彼女を親友に取られその親友に復讐をするピーター、、、。
でもそんなピーターもはっと我に帰り、
今の自分から脱しようと、例の黒いスーツを教会で脱ぎ捨てる。

3人の親友がやはり本当の親友だったというところも心打たれるシーンだった。
映画の途中途中で、相手を侮辱したり、復讐したり、相手を傷つける行為をするものの、ハリーもピーターを助けにきて、最後には親友ピーターを助ける形で自分が犠牲になる。

そしてサンドマン、マルコとの最後のシーンも良かった。
全ては娘のためで、こうしたくてしたわけじゃないと、惨事の跡をみて言うマルコ。
最後、「自分も酷いことしてきた。君を許す」というピーター。

人を許せる人というのは自分の心の中で葛藤があり、簡単なことではないからこそ、
その葛藤に勝てる強さがあると思う。
やはり本当のヒーローというのは
パワーの凄さじゃなく
心の強さで、ピーターは
自分の悪かったところも振り返り、認め、相手も許せる、という
本当に真のヒーローに相応しい
キャラクターだったと思う。
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