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スカーフェイスのmarucoのレビュー・感想・評価

スカーフェイス(1983年製作の映画)
5.0
アル・パチーノに逢いたい…、ずっと想ってた。そして正確には二度目の“スカーフェイス”との再会に嬉しくて嬉しくて電車の中でも心震えてた。

この度のスカーフェイスの劇伴に 
今更のごとく心打たれた。

トニーモンタナの、
ドデカイ野望とイキりまくってた、怖いもの知らずのチンピラの頃、
チャーミングやったなぁ✨✨✨

そしていつしか、
トニーが一目惚れした危ない恋。
トニーの彼女への本気でいちずで、すこぶる誠実な恋。
彼女を乞い慕う気持ち…、
彼女を恋い慕う気持ち…、
私はこの時これ程魅力的な男は
おらんと思った。


そして、
熟年を迎えたトニーモンタナの決して赦されること無き取り返しのつかない過ち、哀しみと虚ろい。
そして絶望感、

そこかしこに散りばめられた見事な劇伴が私の耳と心に響いた。
今も若き頃のトニーが浮かんでは、消え…してる。
そしてまた涙した。


最後にアル・パチーノ💖
彼の大きな漆黒の瞳と濃く長い睫毛にはいつも情趣に溢れてる。
清廉そのものの美しさと慈愛がある。そしてそこには必ず言いよう無き哀しみと絶望と狂気が影を落す。
だけど今日は愛しのアル・パチーノに再び逢えて有難いと思った。
とても有難いと思った。
とても胸が熱くなった。
そしてまた私は泣いた。

この人とはいずれ今生の別れをしなければならない…、
もう、別離はいやや。
絶対にいやや。


“筋金入りのタマ”と呼ばれた男、
アントニオ・モンタナを見事に演じきったアル・パチーノは私の心に、更に新たに深く深く刻まれた。

生涯忘れ得ぬ人よ…、
もう一度、貴方に逢いにいく❢
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