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ミンボーの女のmarucoのレビュー・感想・評価

ミンボーの女(1992年製作の映画)
5.0
今作ミンボーの女では、
前々からmarucoが気にしてた役者さん達の歯がたまらん程素敵やった、素晴らしかった。それはな、皆さんそんなに手入れの行き届かん一般人とおんなじ歯やってんな。はよ言うたら金👌のかかってないそんなにきれいな歯ではなかった。それがより一層の人間味とか信憑性と臨場感に繋がり感動したんやな、逆に安っぽい麻雀パイの“白”を並べたみたいなんはウソや!プラスティックみたいで気持悪いし違和感しかないとずっとずっと以前からそう思ってた。だからそこもほんまに嬉しかってん。

ところで本作にも私の大好きな宮本信子氏が井上まひる弁護士に扮されました。彼女が何か一言語るたんびに私は涙ぐむ。それは彼女の人としての優しみとか哀しみとか熱い情(じょう)が私の胸に突き刺さり沁み込んで来るからです。
宮本信子氏のお声の美しさ聡明でメリハリある口調台詞回しに今日も目と耳心地の良さを堪能しました。

そしてここでも小松方正氏に出逢えました。花岡組組長役…、
見惚れるほどの巧い人です。
しかしほんまに怖い顔やで🫣、
よおけのヤクジャに扮した人達がおられましたがmarucoは、この、
小松方正の顔面が一番怖かった。
デボちんのコブ(脂肪腫瘤か💦)
もほんまによう出来てました。

最後にホテルの経理担当鈴木を大地康雄氏が扮しましたが天晴、極悪ヤクジャと勇気を振り絞って対峙するシーンでは鈴木さんの歯が意外にも白くキレイになってた…、大写しになったからようわかったんやで。寧ろ初め彼の歯が誰よりも一番汚なかったのに不思議やで。とすれば、人間美しい行いをすれば歯の汚れも自ずと落ちていくんかも知れない…、キレイになっていくんかも知れへん、そんな想いがしました。正直ほんまにそんな気がしたんです。

だからな、
marucoもたまには今晩あたり丹念に歯磨きしなあかん、笑

今さっき、ふっと思い出しました。
それはね、あげまんでは、
宮本信子さん扮した”亮子”が、
惚れて惚れて惚れ切った、
男津川雅彦の横にペタッと座り込み付きっきりで上手な歯磨きの仕方教えてました、笑。
愛煙家の津川雅彦氏の前歯一本ずつ、
いいち、にい、さあん、しいぃ、ごぉ、って、5回ずつゴシゴシ🪥するのよって…💕、
その時の男津川も惚けたお顔で如何にも満足そうに亮子の言うがまま
5回数えながら歯を磨いてました。
味わい深く、
大好きなシーンやった。

そんな泣けるような、
甘い甘いシーンを思い出しました💓
そんな女泣かせの津川雅彦さんも
今はもういない…、

やっぱりmarucoは哀しい。
涙でる、 

でも又逢いに行くから、

必ずや、
maruco

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