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砂の惑星のmajiziのレビュー・感想・評価

砂の惑星(1984年製作の映画)
3.5
原作ファンにボコられ、製作を断念したホドロフスキーが見てあまりのひどさに思わず嬉しくなったリンチの思い出したくない失敗作。

美術や衣装にこだわりが感じられるのと同時に癖が強く、この時代特有のセット感や合成映像のチープっぽさは目につくんだけど、これはこれで好きだわ〜

所々で気持ち悪さもあり、サンドワームの描き方もリンチっぽいと思った。
若かりしスティングさんのナルシズム演技と肉体美、さすがです。

だからこそ尺の都合で駆け足のストーリー展開が勿体無い。

あらすじはシンプルだけど、この原作の魅力は細部にわたる設定と、環境生態系やら神学、宗教、哲学、神秘主義的な世界観が詰まっていて詳細を端折られると消化しきれないと思う。

リメイクのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督版は2部構作らしいので、分かりやすいかも。
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