ボブディランの持つ6つの側面を元に、6人の全く違うキャラクターとして描いてる映画で、
ボブディランの伝記ではない。(これを頭に入れておかないとちょっと混乱するかもしれない)
ボブ・ディランという名前すら登場しない。
ありきたりな伝記映画にはしないという意気込みがひしひし感じる(本人のお墨付きをもらうにはありきたりじゃダメだったんだろうなと勝手に思ってる)。
6人のまったく違う人物の物語が1つの話、結果一人の偉大な人物を描いていることになるという、あまり見たことのないタイプの映画だった。
ところどころセリフやシーンにゆかりのモノやフレーズなどが出てきていて、ファンにはたまらないだろう。
「ファシストを殺すマシン」でつながっているあたりも知ってる人はニヤリとできるネタ。
ボブディランを知らない場合の見所としては、ケイトブランシェットの男役、ヒースレジャーを偲ぶ、クリスチャンベイルの歌声あたり。
ケイト・ブランシェットすごいな…似てる似てないの問題じゃなくて、なりきりっぷりがね。
ヒース・レジャーが演じてるのがいちばんかっこよかったかな。役柄的にもスターだった部分を演じてる。
クリスチャン・ベイル、ギター弾き語りだよ…こりゃたまらんよ。トッド・ヘインズありがとう😍