麻菜

群衆の麻菜のレビュー・感想・評価

群衆(1928年製作の映画)
4.5
群衆の大きさなど誰にも分からない
だが足を踏み入れた瞬間、その正体を現す
これが、そこら中に転がっている何十億もの人生
口だけ上手い男は中身が空っぽで、生活にも愛にも説得力がない
花束と、今日の洋服もよく似合っているという一言で、女の機嫌が良くなるのも隔世変わらない歴史だ
何者にもなれずとも、天国のようなこの部屋で終わりのない愛を
キングウィダーの素晴らしい手腕、この映画が映画史にどれほどの影響を与えたか
冒頭とラストの群衆のショット、ナメ上げからの建物一室へのズームイン、オフィスレイアウト、どこをとっても完璧だった
麻菜

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