初フィリップ・ガレル。
黒と白。色の対比。まず、それが美しかった。
2人の形は違うにしても辿り着いたのは同じなのかもしれない。
男2人の時たま現れる、どこか遠くから聴こえるよう声。
マルキュスがエレーヌを見つめる目線にはっとさせられたのはなぜなのか。
暗闇から出てくるマルキュス。
ポールはどこへ向かいたかったのか。家族はいらなかったのか。
2人は愛を得られたのか。
答えがない問いが生まれ、消えていく。
今、学生という立場で分からない部分も多かったけれど、
きっと今の段階で分からないほうがいいのかもされない。
またみたい。 切実にそう思った。