あたし

MAY -メイ-のあたしのレビュー・感想・評価

MAY -メイ-(2002年製作の映画)
4.0
悲しいホラー。斜視と弱視がコンプレックスで人付き合いも苦手な主人公メイ。友達は人形だけで、その中でも母親からプレゼントされたスージーが1番の友達。そんな彼女が美しい手を持つ青年に恋をする話。

こうなるんだろうな〜って予想通りに進んでいく。ラストシーンがすごく良かった。尺長めに取られてるけど、メイの逡巡を感じるし、確実に当たるであろう嫌な予感が延長されて、ホラー映画として最高だった。乳首を氷で冷やしたい、アニメみたいな髪型してる男の人は出演する映画違うんじゃないかと思うくらい面白かった。

主人公の周りにいる人たちが悪かった。そして主人公が不器用すぎた。アダムはメイのこと拒絶しつつも話しかけにいくのは謎だし、ポリーとは恋愛価値観が違いすぎた。しかしアンナ・ファリスは頭弱めの派手な女子役多いね。

主人公のコミュニケーションうまく取れない人の演技がうまかった。冗談に対して、やめてよのノリで肩を叩くのが強すぎたり、距離感がおかしかったり。アダムの自主制作映画を一緒に見て、ロマンチックムードになるメイの感性は理解できなかった。
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