ジョン・フォード作品で主演ジョン・ウェインの西部劇の名作。
えっらい昔に一度観た記憶はあるんですが、ちゃんと観たのは今回が初めてだったり。
ジョン・ウェイン演じる頑固オヤジは、兄貴の一家をインディアンに殺されたうえに姪っ子ちゃんを誘拐されてしまいます。ジェフリー・ハンターたちと共にそれを長い時間をかけて追跡するお話。
今作のジョン・ウェインは差別的で復讐に燃え上がるオッサンを演じていて、悪役さながらの凄味があります。対照的にジェフリー・ハンターが人間臭い兄ちゃんなので話のバランスが取れてますな。恋敵との殴り合いのシーンがゆるすぎて笑えました。牧歌的やね。
話自体、結構ハードな設定なんですが、コミカルな場面も多くて意外と楽しく観れると思います。なんちゅうか出て来る西部の人間みんなが活き活きとしている感じ?インディアンもただの敵ではなくちゃんと人間として描いております。
まあ、時代が時代の映画なもんでこれでもポリコレ教団の使徒たちが発狂しそうなシーンは結構あったがね。
個人的に一番スゴイと思ったのは壮大な西部のロケーションですねぇ。うちのテレビでさえ圧倒される景観だったので、こいつを一度は劇場のスクリーンで体感してみたいもんですね。