カンパッチー

K-19のカンパッチーのレビュー・感想・評価

K-19(2002年製作の映画)
3.4
ロシア圏なのに英語なのは目を瞑るし、ピリピリとした張り詰めた緊張感はすごいとは思うんですが、ハリソン・フォードこと艦長に全く感情移入というか全部お前のせいだろうが!!という怒りの感情しか湧いてこず、自分の中の「大丈夫、ハリソン・フォードの映画だよ」が見事に覆されました。最後まで職務を全うしようとしているだけのクソ艦長、人為的殺人だろ、なに最後改心した感じで演説してんだよ、死ななくて良い命あったろ!と全く自分の心には響かず反乱を企てようとした乗務員たちの方がよっぽど感情移入できたし、こんなことになったの艦長が無理な訓練&パワハラを繰り返したことだろうが!と思いつつも、リーアムはさすがの演技だし、放射能の恐ろしさも伝えてくれる映画でもあるし、とにかくさすがキャスリンで緊張感だけは半端ないです、この人はスクリーンに緊張感を表せる数少ない監督だと思っています。私的には役者で観れた映画でした。