松岡茉優

鶴は翔んでゆく/戦争と貞操の松岡茉優のレビュー・感想・評価

4.7
話は『誓いの休暇』の方が好きだけれど、撮影テクニックはこっちの方が圧倒的に凄い。
撃たれた男の主観ショットからの怒涛の回想オーバーラップには痺れた(ここが1番泣ける)。群衆の中を走り抜ける主人公を追うカメラとか階段を駆け上がる男を追うカメラがとにかくすげえ。それにガキが轢かれそうになる下りのいきなり早回しになる編集とか空襲の時に告白する男とか所々に狂気を感じた。どうやって撮影したんだよと思うようなシーンが沢山あったから良い刺激になった。ヒロインも結構可愛いし、これは隠れた傑作。
松岡茉優

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