チョマサ

真剣勝負のチョマサのレビュー・感想・評価

真剣勝負(1971年製作の映画)
5.0
内田吐夢監督は中村錦之介主演の宮本武蔵映画を五本撮った監督でして、この映画はそれらに続く6本目の宮本武蔵映画ともいえます。
主演中村錦之介が演じるのは宮本武蔵で宍戸梅軒こと鎖鎌梅軒と闘います。
脚本は伊藤大輔。戦前から活動していた映画監督であり脚本家で、日本映画を代表する名匠。
面白い映画で、過去に撮った宮本武蔵の映画とは違ってリアリズムが強いです。
お乳を欲しがって泣きわめく子供に乳を与えるシーンや乳房が張って痛がる場面など珍しかったです。
途中でストップモーションが入り武蔵の心象がモノローグで語られたり、今までと違った演出もあり、そこも必見の映画です。
チョマサ

チョマサ