若く野心に満ちたロバートとアルフレッドは、マジシャンの助手をしていた。ある晩、舞台の事故でロバートの妻が亡くなったことが原因で二人は敵対するようになる。その後、彼らは一流のマジシャンとして名声を得るが、その争いは次第に激しさを増す。
TENETが楽しみ過ぎるので、まだ見ぬノーラン作品の鑑賞で落ち着かせる。
マジシャン同士の熱い騙し合いが繰り広げられる作品。一見すると19世紀末を舞台とした、上質なミステリーという感じなのだが、、蓋を開けてみるとまさかのSF作品!? 下手をすると世界観を壊しそうなストーリーでも、違和感なく馴染ませてくる手腕は流石ノーラン。「メメント」や「ダンケルク」でも見られた様に時間軸の使い方が斬新。そのせいで序盤は少し複雑で付いていくのが大変だったが、ラストにかけて全て紐解かれていく快感はたまらない。
