シニアが絡むラブストーリーなら観ても良いかな?ってな気分で💞
大御所シャーリー・マクレーンとクリストファー・プラマー、そのお2人が画面に出ると、皺の1つづつが人生を表しているようで、若く綺麗な顔(ミーシャ・バートン、スティーヴン・アメル)は人形のようにしか見えず...💦
アイルランドからアメリカへ、50年の月日を経て辿り着いた指輪の物語。
’41年にアイルランドで起きた米軍爆撃機の墜落にて恋人テディを亡くしたエセル(シャーリー)は、テディの親友チャックと愛の無い結婚をして1人娘マリーがいた。
オープニングはチャックの葬式から始まる。
エセルは悲しむ様子もなく涙も流れていない。その側に気持ちを察する様子のジャック(クリストファー)が寄り添っている。
マリーは父の死を悲しみもしない母に苛立ちをぶつける。そうするとエセルは「私の人生は21歳で終わったのよ。今さら何を嘆くの?」と冷たく言い放つ。
そんな折、見ず知らずのアイルランド青年ジミーからエセルの元へ「あなたの名前が刻まれた金の指輪を見つけた」という連絡が入る。
ずっと'41年と'91年が交錯する映し方、前半は疑問符が幾つもつくが、後半になりようやく見えてくる。
シャーリー・マクレーンの感情の無い冷たい母親に、娘マリーが気の毒になり同情してしまう。
21歳のテディ、ジャック、チャックの男の固い友情と、若くして生涯を捧げると誓った恋人との約束に縛られ続けているエセル。
それにしても50年、思い続けられるものだろうか?自分だけならそれでも良いかも知れない。けれどそこには家族が存在しているのだから...
たまたまアメリカとアイルランドの話だったが、戦争🪖によって引き離されたままの心を持っている人はどの国にもいるのだろう、もしかして日本にも同じような人がいたのかも知れない。
戦争🪖はやって良い事は何もない。
これは戦争映画の括りではないけれど、戦争が無ければ不幸にもならない話なわけで...
ラストは50年越しにジャックとエセルのハッピーエンド💜なんだけど...何にでも旬ってあるよね?