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時計じかけのオレンジのtakatoのレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
4.7


まさに永遠のカルトムービー!。痛快なまでの非道っぷり、モダン過ぎて頭おかしいことになっている世界、暴力というテーマについて考察させるストーリーも素晴らしい。高橋ヨシキさんじゃないが、映画の中でくらい本音の人間が大暴れしているのを見るのは清々しくすらある。暴力だけでなく、作中に溢れかえる悪意も実に下品に気が利いている。アレックスの暴力よりも、良き人々や政府というシステム側の暴力の方が遥かに不気味で恐ろしい。回復したアレックスは、党のシンボルとして単に利用されていくだけなのか?とにかく内容で考えさせる怪作だ。
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