渋滞する高速道路を迂回して行こうとした主人公が未舗装の道路で道のまんなかに止められていた車に衝突する。
携帯電話の電波もなく、人を呼べるところを探して2人の男女をその場に残し、3人の男女&主人公は森の中を探索に……。
スティーヴン・キングが、米Book誌が選ぶ年間ベストワン映画に挙げたことで話題を呼んだ映画。
コレ怖いし演出が凄く上手くて、終始どぎまぎしてました。
初期の『13日の金曜日』みたいな、そんなこと起こるわけないよといいつつ、でも微妙にリアリティがあるシチュエーション。
ストーリーは『悪魔のいけにえ』と同系列と言うか、スタンダードな追われるもの系です。
15禁指定が掛かっているだけに、残酷描写もしっかりしているし、緊張感も有ります。
なお殺人鬼の人たちは3匹で徒党を組んでいるのですが、それぞれ矢・斧・ジョギリと使用武器にこだわりを持っていて好印象でした。
この映画の主人公2人はとても賢く、度胸も行動力もあって、知恵を絞って対抗しようとしてて見ててイライラしない(やられっぱなしの救いのないホラー嫌いなので)。
ラストにかけては生死を分ける闘いの緊迫感で、アドレナリンがどばどば出てドキドキが始終止まりませんでした。
ただ、あれだけ人が居なくなってるのに何故警察は解らなかったのだろうかと不思議に思ったりもするけど、この辺は深く追求するのは野暮なのか。