英国哲学者の一生。
友人の勧めで鑑賞。
気の利いたセットやロケは一切なし。
しかし斬新な小物や家具、音とキャストだけでストーリーは追える。
低予算で作られたというが、調べれば30マンポンド(約6000万)で製作との事。
どういう振り分けでその金額が使われたのかが気になる。
とにかく会話が哲学なので理解するのに時間がかかるし、その色彩感覚と演出にただただビックリするので、余計にセリフが入ってこない事もあり、勉強欲を駆り立てられる、という意味でも、何回でも見直したい映画、という素晴らしい位置に立っている。
ホドロフスキー、ベルトルッチ辺りが好きな人は是非。