RYUYA

クロッカーズのRYUYAのレビュー・感想・評価

クロッカーズ(1995年製作の映画)
3.5
麻薬を捌く黒人青年と、ある殺人事件。
汚れた街かどに、転がる死体、いたいけな悪。
昼間の集合住宅の広場に流れるフリースタイルラップと、それを断ち切る赤いサイレン。

うーん、スパイクリーらしい。
テーマはゾッとするが、描き方は時折軽くて、すごくクール。
映画で実はとっても重要な、「昼と夜の使い分け」を今改めて理解した。

何よりもキャスティングが素晴らしくて、ハーヴェイカイテルとタトゥーロはズルい。
黒人社会の映画にどの俳優をブチ込むかで、勝ち負けが決まるようなこんな映画で、その人選はズルい。
これはピシッ!っと飛車を打つような将棋だな。
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