2014年ゴジラ総選挙で並みいるゴジラ映画を抑え、見事一位に輝いた快作。
上映当時から気に入ってはいたけど、いつのまにか怪獣映画の金字塔になっていて驚いたわ。
練りに練られた大森一樹の脚本と演出はリアリティとSFを見事に癒合させ、当時としては画期的な怪獣映画を生み出し、後の怪獣映画に多大な影響を与えた。
残念なのは、ゴジラとビオランテの戦いが終わった後に、三田村邦彦とスパイのアクションを入れたこと。おかげで怪獣バトルの余韻が薄まってしまった。
怪獣映画と言うものは、怪獣同士のバトルが終わったら、人間たちが教訓めいたことをつぶやきながら去っていく怪獣を見送って即END。これでいいのだ。
