継

天国に行けないパパの継のレビュー・感想・評価

天国に行けないパパ(1990年製作の映画)
3.5
息子をハーバード大学へ入れる事だけが生き甲斐の警官バート。
定年退職を8日後に控えた彼は, 防弾チョッキを二枚重ねに着て, 健康に気を配り, せっせと貯金し財テクに励む。
とにかく!息子がハーバードへ行くその姿を見るまでは, 死ぬわけにいかないのだ(っ`・ω・´)っ!!

だけど, “念のため...” と受診した健康診断で
まさかの【余命わずか】と診断されてしまい意気消沈。
実は同じタイミングで受診した男に血液をすり替えられたんだけど, そんな事は映画観てるこっちしか知らない(笑)

このままでは息子の成長を見守れないどころか,
大学の入学金さえ賄(まかな)えない。
ダメもとで生命保険の規約を確認すると病死では入学金に足りないけれど, もし在職中に殉死すると巨額な保険金が下りる事を、バートは知る..... 。

かくして,

絶対に死にたくなかった男が, 何とかして死のうとする!
上司に昼夜勤務を申し出たバートは, 防弾チョッキをかなぐり捨てて銃すら持たずに凶悪犯へ立ち向かう!
\(T∀T)/。
定年退職まであと1週間、果たしてバートは
すり替えに気付くのか?!それとも無事死ねるのか?!
それとも..... 。


血液と共に運命をすり替えられた男が、
死を覚悟した事で新たな人生を切り開く。
脚本と, 堅実な作りと, 唯一ド派手なカーアクションが売りな, 全体的に何故か '70年代の匂いがするf(^_^;TSUTAYA発掘良品でした。
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