ルッキオ

オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダーのルッキオのレビュー・感想・評価

3.0
○○周年、お祭り映画という雛形を作ったこの作品。
何でもありなジオウムービー版だったけど、やってることはこの頃と変わってないんだなあ(CGのレベルもあまり変わってない気が・・)

「仮面ライダー3号」の発想も、ライダー以外の石ノ森ヒーローの登場も、ファンをメタ的に取り込むのも、ライダーによる人文字も。
後に作られる作品のエッセンスが、実は、割りとたくさん詰まってる。

昭和ライダーを見た大人と、現役キッズ、平成ライダーで育った若者。
全員を納得させることなんか出来っこないっていう開き直りが、ストーリー展開を放棄する後半の力技に顕れてます。
ここでの開き直りがジオウまで続くことになろうとは・・・・

映画としては☆2つなんだけど、アンクとモモタロスの最高のバディが見られるのはこの作品だけだし、プロレスラーの入場よろしくオールライダーが一人一人登場するくだりは後の作品にはない丁寧さがあるんだよなあ。
ただ、勢揃いしたところがピークなのが「お祭り」と言われる所以で、結局満足できる人は限られると言うのも事実。

令和ライダーでお祭りがなくなった時、これらのお祭り作品を温かい目で見ることが出来るのかもしれませんな・・・
ルッキオ

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