らもちー

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐のらもちーのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

とても感動した。エピソード4.5.6.1.2と観てきて、3でこれまで観てきた全てが繋がった感じで、もうめちゃくちゃ感動した。6回目の映画で繋がるなんてなんという壮大さ…しかもそれを4から始めてダースベイダー誕生で終わるっていうのがやり方として斬新で天才だなと思った。4からスタートしたら途中で絶対終わらせられし、この映画を撮ると決めるのってすごく勇気がいったんじゃないかな、と勝手に思いを馳せてさらに感動した。
このエピソード3はかなりシリアスな回でこれまでの楽しい雰囲気はほとんどない。ダースベイダーの誕生の瞬間がもう圧巻。
エピソード2の感想で「オビワンがもっとアナキンを尊重していれば…またそのようにした方がストーリーとしていい気がする」と思ったんだけど、オビワン含めジェダイのみんなから信頼されてないというのも暗黒面に堕ちる要因の一つとして明確に描こうとしていたんだなと今になって分かった。
幼少期から奴隷として働かされバカにされ、自分を見出してくれたクワイガンを早々に亡くし、唯一の味方だった母も救うことが出来ず…と若くしてあまりに悲しいことを経験しすぎたアナキンの心には常に不安や恐れが付きまとっていて、その不安が根源で彼は暗黒面に易々と堕としてしまう…という説得力がすごい!からのパドメの死とダースベイダー誕生がもう悲し過ぎていい…。
ただ今回はパドメがまるで普通のか弱い女性という感じだったのが物足りなかったかも。それまでのパドメは服装もパンチが効いていたしものすごく力強い気質の持ち主のイメージだったので。
CG技術の向上がすごいんだけど、エピソード4.5.6のときの人形感も私は結構好きで、人形の時の方が不思議とそこにいるという実在を感じた気がする。特にヨーダ。
あと2のときも感じたけど新しい敵がCGに頼ったメカ感の強いキャラデザで、エピソード4.5.6を思えばもうちょいユーモアのあるキャラデザのキャラを出してもよかったのではという気がする。
4.5.6から作るという勇気も本当にすごいしこの公開順だからこそ3で「うわぁぁぁ」となって4.5.6を再鑑賞したくなるからまたすごい。改めてエピソード6のラストを観たんだけど、死んだダースベイダーがアナキンの姿になってヨーダとオビワンと並んで立つシーンは、一回目に観た時とは全く違った感動があった。
スターウォーズは正直観る前は長いし観る順番がよく分からないしで苦手意識があったんだけど、今はなぜこんなに人気なのか完全に理解したという気持ちだし私も大好きな作品になった。
ここまで観てきてスターウォーズシリーズ456123で一つの作品だなと分かったんだけど、あえて順位をつけるならエピソード1が1番好きだな。次いで3、6あとは並びという感じ。
時間が経ったらまたシリーズをまとめて再鑑賞したい。
らもちー

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