らもちー

バルカン超特急のらもちーのネタバレレビュー・内容・結末

バルカン超特急(1938年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

普通に面白かった。最近で言うと鬼滅の無限列車とかコナンの映画の列車のやつとか、列車でのトラブル・事件てのは今ではまぁまぁ見る舞台だけどもこの映画が元祖みたいなところがあるのかなぁ。フロイさんを演じた女優さんのどこか親しみやすくて優しい雰囲気が効いていて、みてる方としても助け出したて欲しくなるし、ラストでフロイさんが生きてたことに喜びを感じる。メロディーが暗号になっていてラストでその音楽で終わるという終わり方も綺麗。冒頭では全く想像つかないストーリーと結末だった。あと英国紳士コンビがホテルで一緒にベッドに入ってたりクリケットの試合が気になり過ぎてて図らずも敵側に与するような嘘をついてしまったりラストでのオチにも使われたりとお笑い担当でよかった。サスペンスだけどラストは恋愛で終わるのもうまいなぁ。

起 なだれで列車が止まり乗車予定だった客はホテルへの宿泊を余儀なくされる。

承 翌日列車が運行を再開。アイリスはあるおばあさんに話しかけたときそのおばあさん目掛けて上から落とされた荷物に当たって調子を悪くする。電車に乗りこむアイリスとおばあさん、おばあさんは調子の悪いアイリスを介抱してくれた。名前はフロイという。アイリスが眠っている間にフロイは姿を消す。アイリスはフロイを探し回るが乗客はみんなフロイのことを知らない。アイリスはギルバートという、前日ホテルで迷惑をかけられた男性とたまたま遭遇し協力してフロイを探すが見つからない。挙句は脳外科医に「あなたの妄想だ」と言われてしまうアイリスだが、フロイが残した窓ガラスへの書き込みを見つけて妄想ではないと確信する。ギルバートもフロイがいると確信し2人でフロイを探してると犯人と思われる人物から不意打ちを受け乱闘。こちらも味方を増やそうと脳外科医に話をするが彼もまた犯人組織のメンバーだった。しかし犯人組織のメンバーの裏切りによってアイリスとギルバートはフロイを無事助け出すことに成功。

転 だがフロイを奪われたことに気づいた敵メンバーがフロイを奪還するため列車は分離されフロイ一行を乗せた電車だけが走り出す。敵との銃の打ち合い。フロイは自分がスパイであることをギルバートとアイリスに打ち明け暗号をギルバートに託し、自分自身は列車から降りて逃げる。(暗号が伝えられる可能性を倍に)。

結 なんとか逃げ延びアイリスと再開し一件落着。
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