Yutaka

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐のYutakaのレビュー・感想・評価

4.5
再鑑賞
プリクエルの中でこれだけは好き。まあ1.2があっての3だと思うけど、1.2のダメな所が今作ではあまり見られない。
こんな悲劇的な三部作は他に無い。結末は分かっているのに、三部作をかけて徐々にダークサイドに落ちていくのを見るのはとても辛い。前作では小生意気な青年だったアナキンも、今作では成長してより深みにはまり葛藤している姿が見られる。SWシリーズで最も感情移入できるキャラクター。アナキンが闇堕ちしてしまうのもわかるから辛い。そりゃあ無能で日和見主義なジェダイみてたら、シスが正しいと思ってしまう。
アナキンとオビワンの戦闘シーンはシリーズ屈指の名場面。それぞれの想いが滲み出る戦闘の終焉には胸が痛めつけられる思い。
ルークをオーウェンおじさんに託し、夕暮れ空を見るラストカットは4のオマージュでありながらまさに新たなる希望を感じさせる名シーン。ただその裏にはアナキンの悲劇がある事を考えると彼のジェダイとしての夕暮れであることも感じさせる素晴らしいカット。
Yutaka

Yutaka