ニール

パンズ・ラビリンスのニールのレビュー・感想・評価

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)
4.0
よく自分の中ではテリー・ギリアムとごっちゃになるギレルモ・デル・トロ作品。

スペイン内戦下、父が戦死し、母は軍人と再婚。

主人公の少女は母と共に山中の軍事拠点に引き取られる。

冷酷な軍人である再婚相手は少女のことを気にかけず、母も軍人の顔色を伺ってばかりいた。

そんな中、少女は夜の森の中で不気味なパンと名乗る怪物と出会い……。

過酷な生活環境と、不気味で魅力的な世界観。

少女が見聞きしたのは現実逃避の幻覚か、それとも事実か。

どちらとして観ても成立しうる物語はとても印象的で面白かった。

パンの造形と存在感がとてもよい。

全体的にビジュアルがグロテスクなので、苦手な人は注意されたし。
ニール

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