レオ

パンズ・ラビリンスのレオのレビュー・感想・評価

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)
3.9
スペインの内戦時代。父を失った少女オフィリアの新たな父親は、独裁政権でレジスタンス掃討を担当する残虐な将校であった。厳格で恐ろしい父親や、弟を身篭ってオフィリアに手が回らない母親の元で、いつしか彼女は妄想ファンタジーの世界に引き込まれていき...というストーリーのダークファンタジー。

サムネイルが王道のファンシーなファンタジーっぽい感じなのに、内容もビジュアルもダーク&バイオレンス&鬱なのでギャップがある。

PG12だけど、ナイフで口を裂いたり、顔面を瓶で殴打したり、なかなかエグい。

ただ、そういったギャップを除いて最初から鬱&ダークファンタジー映画として観ていればクオリティは高く、人気があるのも頷ける作品だった。

妄想ファンタジーと、レジスタンスと将校の戦いが並列で行われるストーリー展開がやや忙しい感じは受けるけど、どちらのパートもよく出来ている。特にファンタジーパートのクリーチャーたちはオリジナリティがあって、グロテスクな造形が素晴らしい。

手に目玉を嵌めて追いかけてくるペイルマンはインパクト抜群🤩

■共通項目
脚本:☆☆☆
映像:☆☆☆☆☆
音楽:☆☆☆☆
役者:☆☆☆☆
キャラクター:☆☆☆☆☆
オリジナリティ:☆☆☆☆
個人的好き度:☆☆☆

■ジャンル項目(戦争、ダークファンタジー)
ファンタジー度:☆☆☆
鬱度:☆☆☆☆
グロ度:☆☆☆☆
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