フランス青年がイギリス姉妹の間で揺れ動く物語。
イギリスの海が見える風景がとても美しい。
カメラからとらえた建物と人物配置が凄くって、ああ大自然は絵になるな〜という感じです。
ストーリーは恋愛相手は姉妹だけにとどまらずあっちフラフラ、こっちフラフラな青年のどうしようもなさが炸裂してるのですが、この時代は息子の恋愛事情にママンまで出しゃばってくるんで大変。
行きつくところ、想ってる相手と同じタイミングで同じ想いを持ち合わせているか否かが恋愛の相性みたいなところなんでしょうが、プラトニックやら肉体関係が絡んでくるので男女の差も手伝ってカオス。
さらに遠距離だったり、通信手段が現代とは異なり容易に直接会える関係性でないことはまた話を盛り上げたり、ややこしくします。
そんなこんなで、あーでもないとかやってると、いつの間にか歳食ってたわ俺…みたいなラストが文学的というか詩的というか、いかにもフランスの恋愛映画でした。