Taka

判決前夜/ビフォア・アンド・アフターのTakaのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

医者の母と芸術家の父の間には長男と妹が。
長男はガールフレンドと喧嘩になり、過って殺してしまう。
息子を守るために証拠を隠滅し、殺人そのものを否定しようとする父。
過失を認め、裁きを受けることで、息子の魂が救われると考える母。
大好きな兄には嘘吐きになって欲しくないと怒る妹。
そんな家族の中で、真実を明らかにしたいと思う気持ちはあるが、自分が罪を認めれば父も罰を受けるかもしれないと悩む長男。

ストーリーとしては良いのだが、映画としては食い足りない印象。
1時間45分の中で消化させるには重過ぎるし、中途半端な印象。

いっそのこと悪戯電話、投石、非難のデモ、放火などの世間の反応や、弁護士との遣り取りなどは一切省いてしまって、2時間ぐらい遣って、家族の葛藤だけを追いかければ、見応えのある作品になったかもしれない。

・・・そんな暗い作品は誰も観ないかも・・・
Taka

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