このレビューはネタバレを含みます
ジェームズ・キャメロンが30歳位だった頃の作品。
彼の才能の萌芽を見る事ができる。
ターミネーターの怖さを演出する手法がとにかく上手い。
片目だけ赤い発光体になってるのとか、おそらく当時はセンセーショナルだっただろうな。
古いCGのカクカクした感じとかも、むしろ怖い。
炎に包まれもう安心かと思いきや、なんとそこから更に不気味なターミネーター完全体が立ち上がる、、、!
いいぞ、いいぞ!
余談だが、ジェームズ・キャメロンはこのシーンを夢に見て、この映画を思い付いたそうだ。
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おそらくB級映画として作られたであろう雰囲気もあるのだが、完成度は超A級になっている。
ジョン・コナーの出自を巡っても、うまく纏めてあり、これ一作単体で見ても十分楽しめる作品。
またまた余談だが、本作が公開された1984年とは、世界が第三次世界大戦と核戦争に怯えていた時代であり、そんなリアルの世界観がちらほら垣間見えるのも、また楽しい。
名作シリーズの始まりだ。
公開:1984年
監督:ジェームズ・キャメロン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、マイケル・ビーン