けー

48時間のけーのネタバレレビュー・内容・結末

48時間(1982年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

白人と黒人がコンビを組んで事件を捜査をするハシリとなった映画だそうですよ。

まずはエディ・マーフィーってすごく可愛かったんだというところから語らせてください。

あの大きな目でふとした弾みで寂しそうだったり、悲しそうだったり、怒っている表情を垣間見せられますと、もうココロ鷲掴まれる感じで。

バディものとして徐々に信頼関係が築きあげられていく感じは好きなテイストで。

まぁエディ・マーフィ演じるレジーの相棒となる刑事さんのジャックの粗暴な感じはとてもとても「乱暴で荒っぽいけれど実はいい人なのねー」となるにはやや抵抗感というか怖さが先立ってしまうんですが。なんか殴られそうで怖い(←偏見)。


レジーがカントリーの酒場みたいなところに刑事のふりして情報を得るシーンは、もうあの南部の旗が目に入っただけでもう殺されるんじゃないかってめっちゃ不安になってしまいましたよ!制服警官に拳銃向けられたら、撃たれちゃうんじゃないかとかハラハラしつつ。

それにしてもこの時のエディ・マーフィーって21歳なんですね!

19歳の時に「サタデーナイト・ライブ」でブレイクして、21歳で映画デビュー。

すごい快進撃ですね。SNL仲間が後押しした感じだったんでしょうか。

口は達者な役ではあるけれどもこの映画の雰囲気に自然に溶け込んでいるのがすごいなぁっていうか。冗談を飛ばしつつもシリアスなバディものにきちんと溶け込めているところが。そして周囲と一線を画するような気品もあるんですよね。  

首根っこを引っ掴まれて振り回されようが、手錠をかけられていようが、彼の中の矜持が彼を惨めに見せない感じで。

相手役の人に食われることも飲まれることもなく、それどころか彼の存在のおかげで、「ジャック」という刑事の人間性にようやく”善”が付加されてる感じで。

年の差20歳。
物おじする事なく当たり負けしないで主役をはれたのって、エディ・マーフィってめちゃくちゃすごいのではとか思ったり。

あと、マイクことジョナサン・バンクスが今回も登場!

また出たー!って。
なんだか嬉しくなっちゃいました!



けー

けー