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ハングリー・ラビットのblacknessfallのレビュー・感想・評価

ハングリー・ラビット(2011年製作の映画)
3.4
いつの間にかライフワークになったケイジ映画鑑賞です😀

これは昨今のケイジ映画の中ではかなりマトモなしっかりした作りの映画な。

奥さんをレイプされた高校教師のケイジが、法で裁けぬ悪人を抹殺することを目的とした秘密結社の男に犯人への復讐を依頼してしまう。交換条件は別の男を殺害すること。
そこから、この秘密結社のある恐ろしい秘密(悪人の交換殺人をコーディネイトしてるだけでも恐ろしいんだけどw)を知ってしまい、今度はケイジが秘密結社に命を狙われることに。

いやぁ、なんか取り立てて言いたい良いとこも、口を極めてディスりたいとこもない、それなりにおもしろくハラハラ・ドキドキさせてくるクライム・サスペンスだった。
最近の映画なのに過剰にハイスパートなアクションやバイオレンスもなく、地味ながらも展開で危機を煽って見せるスタイルとテンポ感に70年代のクライム・サスペンスみたいな感触もあり、そこも好印象。
とりあえず、何かしら楽に観れる映画がほしい時に最適かな😀

ただ、cage cultの信者目線で見ると、ケイジの撮り方に不満がある。
いつもどおり顔圧を駆使して頑張ってるのに、そこをちゃんと映してないんだよね。すごい形相の変顔で殴ってても殴られた相手の方にカメラを多く向けちゃってたりして、、ケイジを活かして切れてないのが残念だった。ケイジ・マニアックが何を見たがってるのか少し考えてほしかったよ😬💨

しかし、言葉てのは凄いもんで、言ってることで実体を変える力があるんだと思った。
cage cultだと信者だの、ここ何年か自分の好きな変な映画にケイジが出てることが多かっただけにすぎなくて、たまたま見る機会が増えたからネタで言ってたわけなんだよ。
まず映画ありきだったのに、最近は気づくとケイジありきで選んでる自分が、、笑
信仰してるふりしてたらマジで信仰するようになってしまったみたいな😂
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