トランスマスター

さまよう魂たちのトランスマスターのレビュー・感想・評価

さまよう魂たち(1996年製作の映画)
3.0
♯68 ミッキー&マロリー

制作総指揮:ロバート・ゼメキス
監督:ピーター・ジャクソン
(ハリウッドデビュー作)
主演:マイケル・J・フォックス
字幕:戸田奈津子
↑観るしか無い。

舞台は90’s初頭の米国地方都市
主人公フランクは、仲間の3人のゴーストと組んでゴーストバスター家業を営むインチキ霊能者。家にポルターガイスト現象が起った女医のルーシーと仕事の依頼を通して知り合う。その後ルーシーの額に死の予兆を表す数字が現れフランクは、彼女の死を阻止するため仲間の3人のゴーストと共に死神に対峙していくホラーコメディです。

◆良い点/注目ポイント
・今作の1番の目玉ポイントは、
墓場で威張り散らす【ハイルズ軍曹】
彼を演じるのはR・リー・アーメイ
そう『フルメタル・ジャケット』で
デブを追い込むあの【ハートマン軍曹】です。
衣装も全く同じ!キャラも完全に同じ!
私はこれを『FCU』 (フルメタル・ジャケット・シネマティック・ユニバース)と命名しました(笑)。
・大鎌を振り回して宙を舞う死神、壁を通り越したり変形したりするゴーストなど特殊メイクでは、表現出来なかった映像をCGを用いてイキイキと描いています。
・マイケルが、町をキョロキョロしながら歩き、車に轢かれそうになるシーンは、いつ見ても癒されます。

◆改善点
・劇中のBGMも良い雰囲気でしたが、
アラン・シルベストリのオーケストラを採用していないのが残念。
・製作陣が豪華すぎてハードルを上げ過ぎてしまいました。BGMが心地良く3回以上寝落ちします。

◆総括
・このDVDの特典映像で、ピーター・ジャクソン監督は、ニュージーランド出身ということを知りました。『ロード・オブ・ザ・リング 』の主なロケ地が、ニュージーランドだった事に納得です。
また今作はマイケル・J・フォックスが、パーキンソン病を発症する前の最後の映画となります。このDVDを取り扱っているお店は、少ないので見かけたら即レンタルしましょう。

-2022年68本目-