続編。またしても地球に超凶悪エイリアンが襲来。ベテランエージェントに成長した「J」と前作で一般人へと戻った「K」がひょんなことから再び手を組み、その危機に挑むことに。愉快痛快トンデモ系SFアクションコメディ。
主演のウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズ、二人の絶妙な掛け合いというのが今作でも健在。相変わらずのゆるめの世界観と、いい意味で軽いノリ。ストーリーに関しては、Kの記憶を呼び戻し更に辿っていくという展開、これは前作からの流れとしてはなんとも胸熱。ただまぁ話の展開、テンポ感が前作にも増して速く、全体通してさすがにちょっとあっさりしすぎかなというところ。とにかく勢い重視、スピード感重視でポンポンポンポン話が進んでいく。上映時間もかなり短め。まぁ「地球の危機」っぽさが皆無なのはシリーズ通してのお決まり事、ご愛嬌と言うべきかな。前作から引き続き登場する個性的な宇宙人に加えて新キャラなんかももちろんいるわけだけど、印象は少し薄い。これもやはりテンポ感が以下同文。今回の大ボスはララ・フリン・ボイル演じる「サーリーナ」。セクシーな容姿とは裏腹に、しっかりキモい真の姿と本性というこのギャップがなんともMIBらしい。頭が生えてくる質屋のオヤジの再登場は個人的に待ってました感。マイケルの出演も最高。あと今回ニューラライザーめっちゃ使うやん、ってゆー。
まぁ細かいことは考えず楽しむべき娯楽作品。そもそも作る予定がなかった続編、人気が出て後から作ったらそりゃ細かい繋がりなんか気にしてらんないよねーって話。酷い結果の続編をたくさん見てきてるだけにこれは及第点かと。郵便局でほんの一瞬披露されるウィル・スミスの宇宙語、もといヒューマンビートボックスを当時めっちゃ真似してた、ってのはこっちの話。
