氷雨水葵

アバターの氷雨水葵のレビュー・感想・評価

アバター(2009年製作の映画)
3.5
2023年16本目

月末恒例ポイント消費鑑賞

◆あらすじ
元海兵隊のジェイク(サム・ワーシントン)は、惑星パンドラであるプロジェクトに参加する。

パンドラでの活動用に開発された肉体’’アバター’’で、希少鉱物を採掘するのだ。

しかし、ジェイクはやがてパンドラの原住民族ナヴィ族の娘ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と出会い恋に落ちる―――。

◆感想
1作目観てないので2作目も別にいいや、と思っていたのですが、訳あってウェイ・オブ・ウォーター観に行くことになったので予習。ジェームズ・キャメロン監督作品は『タイタニック』や『ターミネーター』、『エイリアン2』などが印象深いせいか、個人的にはそんなに興味が湧かなかった本作。実際、鑑賞してみても気持ちは変わらず、そんなにという感じ。映画館で観たことがないから、そう思うのかもしれませんが…。3D映像をウリにしている作品を2Dで観たら、そりゃ単調なシーンの連続だわ。
とはいえ、2009年の作品としては映像技術の素晴らしさに驚きを隠せないです。瑞々しく輝いていて、リアルで迫力もあって、さすがはキャメロン監督。それが13年の時を経て続編制作されるっていうのだから大変な話ですよこれは。

当時のVFX技術で作られたとは思えないほどの’’アバター’’のキャラクタービジュアルすごいな👀しかも、未知の惑星パンドラは美しくて、そこにさらに未知の生物たちがたくさんいるという。キャメロン監督流に『モンスターハンター:ワールド』作ったらこんな感じかも?生き物の質感とか、森の木々の感じとか、リアルに近いCGがすごいモンハンの世界っぽい。

ただ、そんな映像技術とは裏腹にストーリーは普通だった印象。主人公のジェイクがナビィ族に扮し、彼らのことを学ぶうちに恋に落ち、結局人間と対立し、最終的には人間を捨て・・・という感じ。先の読める脚本で少し残念…。ただ、映像技術を観るための映画!と思えば問題なし。
てか、続編にもシガニー・ウィーバー出演しているけれど、まだまだ現役なのすごいな。本編観てないので、どれくらい登場シーンがあるのかわかりませんが、13年も経ってるんですよ!?
個人的にはミシェル・ロドリゲス演じるトゥルーディがよかったです。人間とナビィ族の板挟みになるジェイクを助けてくれて、姐御肌なキャラクターでした。最後までかっこよかった!こういうちょい役でもミシェル・ロドリゲスってだけで存在感ありますね(笑)

161分という長さを感じないほどドキドキ、ワクワクさせてくれる作品でした。
氷雨水葵

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