板チョコ

隠された記憶の板チョコのレビュー・感想・評価

隠された記憶(2005年製作の映画)
3.0
主人公の周囲に対する行動が害悪な上に何の捻りもなくて頭悪い感じで、見てて不快だった。

始終不穏な雰囲気とか不安な構成とか、緻密に作られてて作品自体のクオリティが高いのは分かるけれど、
根底に感じられる「搾取してきた側(上流、中流階級出身の監督)、インテリ側が描く格差映画の小綺麗さ」がどうしても好きになれなかった。

結局主人公の豊かな生活は保たれて、施設育ちで苦労した側は彼の言いがかりのせいで命まで失うのも本当に胸クソ悪いし、こういう展開にできちゃう感覚の監督が格差問題に触れる意味ってあったんだろうか??

あと、個人的に好きなジュリエットビノシュがただの合いの手役になってて残念でした。これも誰がやっても同じだったと思う。
今までミヒャエルハネケ好きだったけど、大人になって見ると昔は気にならなかった部分が気になって違うなと思いました・・
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