このレビューはネタバレを含みます
本当、星レビューするのもおこがましいくらいカラックス監督の映画は非凡だと思う。
ついていけない、ミュージカルが受け付けなかったコメント多いけど、私はそういう部分もとても好きでした。
(もちろん過去の汚れた血、ポンヌフもすごい好きです!)
あと、カイロレン役の人がすごくいい男に撮られてて本気でときめいてしまった笑
ヘンリーのような男は一部の女性にとってはとてもとても魅力的で、それは彼をギリギリのバランスで売れっ子の過激派コメディアンたらしめている何かと同じ部分だけど、それにはDV、飲酒などの激しいダークサイドが付き纏うんだよね、、と、めっちゃリアルに納得して見てました。
でもヘンリーはアンのこと本当に愛していたと思うよ。ただ自分(の仕事とか人生とか)がより大事なだけで、それはアンも同じで、だから現実でも愛と自己実現は両立しなくて、どっちかが自己を諦めるか破局を迎えるかの2択なんだよね。
あと、、誰も書いてないから書いちゃだめなのかもしれないけど、、
愛する女性が先に出世して置いてけぼりにされる主人公と、
超然として美しく芸術にまっすぐ進んでいくヒロインは、、どう見ても
ジュリエットビノシュと別れてスランプに陥った若い頃の監督の話かな??
性的なシーンもク○ニ中心で2人のパワーバランスが明確だよね??
と、ちょっと生々しく感じました笑