《過去に観たハネケ作品をもう一度観直そう！ひとり企画》
もぉ、ホント意地悪だよね〜^^;
ハネケ作品の全部が全部そうではないけれど、問題を投げるだけ投げて回収しないで終わるの 笑
「あとは個々で考えてくれたまえ」
ハネケの声が聞こえてきそう。
まぁそこがハネケ作品の面白いところ。
でも普通に考えてこれは怖い。
自分の自宅前を延々と録ったビデオテープが送られてくる。
血を吐く子供の絵が送られてくる。
そのうちテープの内容に変化が起こり…。
「お前の罪を知っているぞ」
忘れてしまう程のほんの小さな罪。
自分には些細な事であったとしても別の人間にとっては人生を変える程の大事件。
主人公ジョルジュはふと子供の頃のある出来事を思い出す…。
理不尽さ、悪、画面から溢れ出てくる不安感。
認めたくないし誰にも知られたくない過去へのジョルジュの焦りと不安が伝染してきて、で、あのラスト〜！
欧州の抱える差別意識だとか、いろーんな解釈があるみたいだけど！
私はそんな難しい事考えずにハネケの悪にどっぷりと浸り、とっても楽しみました！
期待通りに嫌な気分にもなりました 笑
