特に誰かに感情移入や共感するわけでもなく、最後まで何の映画かよくわからなかくてフワフワしてたんだけど、ラストのシーンを見てこれはコメディ映画なんだなと思った。すごく前振りの長いコントみたいな。多分作り手はそういう意図で作ってないとは思うんだけど、映画全体のシリアスなトーンが自分の中では一種のギャグのように感じて、そう考えると所々で笑っていた自分にも理解ができる。もしかしたら観る人によって感じ方が違うかもしれないけど。マシュー・モディーンとニコラス・ケイジがすごいよくて、二つの異なる種類の狂気を見事に演じていた。時間をおいてもう一度観てみたい。
