このレビューはネタバレを含みます
鬱すぎる…。まじで鬱…。心的ダメージが強すぎる…。最後の処刑のシーンは、本当にこんな現場なのかもとか想像して吐きそうになった…。
現実の方がもっとえぐいか。最後の最後に救いはあったもんね。
工場でのミュージカルの時は、こんな感じか…なんか冷めるな…。とか思ってたけど、段々と見てるこっち側も現実逃避の為にミュージカルに縋ってしまう。
ビル、えぐすぎやばやば人間すぎない?盗んどいて俺を殺せ!慈悲を!はなかなかよ…。最初からするんじゃないよ…そういうことを…。色々溜め込んでたんだろうけど。
セルマが沈黙を守りすぎるのに歯痒さがあったけど、この不器用さみたいなものが感情移入を増幅させられた。感情移入というより、これ以上セルマを悪い状況にしないでくれっていうただの祈りのような気もするが…。私は何言ってんだ…。
まだ完璧な絶望ではなくて良かったけど、望みのない状況での心理というか、そんなものを追体験してるような感じだった。