みりお

JAWS/ジョーズのみりおのレビュー・感想・評価

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)
3.5
メグちゃんが予想外にしっくり来なかったので、慢性的なサメ不足に陥っています。
それを埋めるために久々のジョーズ鑑賞♫


言わずもがなですが【ストーリー】

アメリカ東海岸に位置する海辺の田舎町・アミティの浜辺に若い女性の遺体が打ち上げられた。町の警察署長・ブロディ(ロイ・シャイダー)はその死因が「鮫の襲撃」と断定し、海岸を閉鎖して遊泳禁止にしようとするが、市長のボーンを初めとした町の有力者らに、町が成り立つ収入がなくなることを理由に止められ、海開きが決行されてしまう。
果たしてサメはいるのか…海水浴客が危険に晒され、ブロディ署長と海洋学者フーパー(リチャード・ドレイファス)、地元の漁師クイント(ロバート・ショウ)らと、サメの死闘が始まる。

初っ端からかの有名なテーマソングがかかり、テンションがだだ上がる〜♫
そしてかなり久しぶりに観たので、改めて驚きましたが、1975年にここまでのクオリティのモンスター映画を撮るって、やはりスピルバーグは天才なんだなと再確認しました。
やっぱり変にCGとか使うより、よっぽどサメがリアル。
船の周りを泳ぐ影や、海から突如飛び出す頭、変にCGに見慣れてしまったせいで、すべてがやたらリアルに見えて怖かった〜💦

そして何より演出が秀逸。
恐怖を煽るシーンの連続でハラハラが止まらない。
水の中から人を撮りサメの視点を加えることで恐怖マシマシ🦈
サメの姿をなかなか見せないことで更に恐怖マシマシ🦈
サメに襲われるシーンをじっくり長く撮ることで更に更に恐怖マシマシ🦈
ハリボテを使っているおかげでサメの口のあたりをしっかり映せていて、しかも汚さとかゴミとかやたらリアルで恐怖マシマシ🦈
そして何より船から投げ出されそうで投げ出されない、投げ出されないけどいまにも沈みそうなくらいオンボロの船にすることでもう恐怖の特盛り状態🦈
特にクイントの最後のシーンは恐怖そのもの。
このシーンを観て、小さい頃ジョーズを震えながら観たことを思い出しました。
あのシーンだけ、トラウマのようにやたら覚えてる💦
ドキドキハラハラが止まらない!

だれかこの、サメ映画をハラハラさせる大原則をメグちゃん製作陣に説いてやってはくれないだろうか…笑
ステイサムによる安心感ももちろんあったけど、いまにも沈みそうとか、水が侵食してくるとか、そういう恐怖が一切なかったんだよなぁ〜😭
あとみんなこれでもかってくらい海に投げ出されるのに、大体無事に船まで戻ってきちゃってたしなぁ〜😢
いや!!でもここはメグちゃんの悪口を言う場所じゃない!
ジョーズを褒め称える場所だ!
しばらく引きずっていた慢性的なサメ不足を充分に癒してくれた作品でした♫
これを機に一気に観ようかな〜悩むなぁ〜(*´꒳`*)


【追記】

これを作った時スピルバーグは28歳だったそうです!!うわ〜衝撃的〜💦
私いま、全くの新ジャンルを撮れと言われたらそもそも受けないし、できないし、何より時間もお金もオーバーして偉い人を怒らせてると知ったら、全てを放り投げて謝りに行くと思います。
やっぱり天才って「天賦の才」なんですね。
そこまでの自信と実力があったからこそ生まれた名作なんだと再認識。
みりお

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