ももさく

世界の中心で、愛をさけぶのももさくのレビュー・感想・評価

世界の中心で、愛をさけぶ(2004年製作の映画)
4.0
職場で過去の夢を見ながらウトウトしていた朔太郎、そこに上司が現れ2人で台風情報を見ていた。

一方部屋を片付けていた律子が幼い頃着ていた服のポケットの中から古いカセットテープを発見する。

松本朔太郎(森山未來、大沢たかお)名は詩人、萩原朔太郎に由来している。伊藤つかさのファン。

広瀬亜紀(長澤まさみ)スポーツも勉強も出来る。サクの高校時代の恋人。

藤村律子(菅野莉央、柴咲コウ)過去自分ができなかった事に後悔がある。足が悪い。

重蔵(山崎努)写真館で働く。しげじぃと呼ばれる。過去の恋に未練がある。

他出演者→高橋一生、宮藤官九郎、尾野真千子、天海祐希、渡辺美里、津田寛治、古畑勝隆、草村礼子、堀北真希、杉本哲太、長野里美、田中美里、木内みどり、森田芳光、近藤芳正、ダンディ坂野、大森南朋、斎藤哲也、小林麻耶他。

ロケ地→香川、愛媛、神奈川、東京、オーストラリア。

ウルル→エアーズロック→世界で2番目に大きな岩石。世界の中心、大地のへそ、地球のへそとも呼ばれる。

挿入歌→佐野元春「SOMEDAY」渡辺美里「きみに会えて」シャルルグノー「アヴェマリア」。

長澤まさみが史上最年少で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を獲得した作品。

当時劇場で見て少し思い入れのある作品なので平井堅の歌を聞くとより当時を思い出して高まり心えぐられる。

今見ても当時見た時の気持ちとあまり変わりませんでした。私は律子の位置が無理すぎて…自分が律子だったらアキには絶対かなわないって思うし、そう思いながら彼と一緒にいるなんて無理だなぁと思ってしまいました。

台風29号、ウォークマン、1968年、葬式、原付、ブランコ、堤防にテトラポット、墓、骨、水着、つるっぱげ、写真、ラジオ、空港、灰なんかも印象的。

この頃の長澤まさみもスタイルの良さと色気より可愛さが優っていて口調もやや甘ったるく、それがたまらない感じですね。その声が残ってるってのがサクにとっては忘れる事が出来ないよなぁと思えてしまいました。映画では何とかケリをつけようとしてるけど私なら後片付けしきれんよって思えるくらいの純愛でしたね。

昭和感、ラジカセとかウォークマンとか録音とか私は懐かしいなと思えるけど、その時代を知らない子達が見たらどう感じるのだろうかとは思いました。

ガラスごし?フィルムごし?のシーンとかかかってる音楽とか悲しみとか想いとかが伝わってくるようで、う〜っ!となる!心にくるタイプの映画には違いない。

「好きよ、好きよサク」

「ロミオ参上」

「こんなんなっちゃった」

「助けて下さい」