フィルマークスさん、ありがとうございました。
公開当時ぶりにスクリーンで鑑賞。
サントラはもう数えきれないくらい聴いていて。特に日曜の夕方、高速走りながらとか最高です。
で、肝心の映画自体はスクリーンで2回目、それ以外のメディアでも意外と回数観てはいませんでした。
なので久々に観て、さすがに古く微妙な感じになるかも、と思っていましたが……
めちゃくちゃ面白かったです！
改めて思ったのは、街が魅力的に描かれているなと。
僕、街がある意味主役の群像劇って好きなんですね。
で、初見当時は気付かなかったけど、この地続きの街中で事件が起こる感じがすごくいいんですね。
この後のリリースになるけど、ゲームのGTA感というか。
路地裏ではあんな事があるかも、と想像できる余白のある、想像して楽しい映画。
もう一度観に行きたいくらいです。
ちなみに初見時、映画好きの大学生当時の感想を思い出しながら書いておきます。
タランティーノって、映画オタクで『レザボア・ドッグス』も香港映画を観てきた身からすれば、ものすごくやられた感が強かったです。『友は風の彼方に』のパクリと言われながらも、きちんとかっこいいし、何より役者の魅せ方がうまい。
ただ監督作よりも当時は、脚本の『トゥルー・ロマンス』のほうがスターは出てるし面白かった。ちなみに『トゥルー〜』も『男たちの挽歌Ⅱ』『バッドランズ』とか好きな映画へのリスペクトが多くてやられた感がありました。
で、監督作2作目の今作は、正直どうなんだろう、エンタメよりアートな感じなのかな、微妙かも、と観る前は思っていました。
で、観たらこれが面白かった！アクション、バイオレンス、ユーモアいろんな要素があって。時間をバラバラにして、ラストがなんともいえない余韻、哀愁を感じさせて。ちょっとすごいなと。
で、1番びっくりしたのが、演技派に色気を出しつつもイマイチで、まだまだ大アクションスターだったブルース・ウィルス。
彼があんな役をする事自体衝撃で。今回観直してもカッコ良かった。
作品自体も、今観ても結構過激。それが当時、各賞を受賞というのも衝撃でした。
当時、割と同じくらいの流れでくくられていた、タランティーノ、カーウァイ、北野武。この3人の今の評価を振り返ると、色々感慨深いものがありますね。
