ジーハ

きっと ここが帰る場所のジーハのレビュー・感想・評価

きっと ここが帰る場所(2011年製作の映画)
3.5
ショーン・ペン主演のちょっと不思議なロードムービー。

現役を引退した元ロックミュージシャンのシャイアン(ショーン・ペン)は、妻と二人きりでアイルランドの大豪邸で暮らしている。その妻は陽気で自由な性格。シャイアンをとても愛しており、なぜか?現役で消防士。一方シャイアンはというと、妻以外に友人と呼べるのは、エロ話しかしないオッサンと個性的なロックマニアの少女だけ。日々の生活や感情に抑揚がなくほぼ引きこもり状態、でもメイクとファッションは昔のまんま…ある日、そんな彼に何十年も絶縁状態だった父親が危篤だという知らせが入いったところから、彼の旅が始まる…

設定もチグハグで、先も想像しにくいユルいテンポで始まり、この先どう展開していくんだろうか???〜

こんな感じでシャイアンと共に旅をする気分で見始めた。。

そして見終わった後、なぜか変な達成感みたいなものが残り、心がすごく軽くなっていた。


例え大成功しても、自分を愛してくれる人がいても、自分が心を閉ざして下を向いてる限りはつまらない空っぽな人生。でもいつでも、どんなタイミングでも諦めず勇気を持って進んでみたら、いろんな事が解決したり、同時に自分が人に生かされて愛されていることに気づいく。自分が変わった時、同時に周りも変わっているこに気づかされる。そんなことをシャイアンと彼の旅を通じてじわっと感じることのできた作品。

なんだか今幸せ★
ジーハ

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