tosyam

飾窓の女のtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

飾窓の女(1944年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

私の部屋にはいつの頃からか

みしらぬスーツケースがあって

中には私の死体がおさまっている。

いつどこで誰からどうやって

手にいれたのか。

いつ誰がなぜここにおいていったのか。

わすれてしまっておもいだせない。







私はなにかいけないことをして

なにか証拠を土にうめている。

なにをうめているのかわからない。

そして気がかりばかりましていった。

あるひ近所を散歩していると

いつも夢でみるあの場所そっくりの

場所にでくわした。

私はほりおこさずには

いられなくなっていた。

真夜中スコップを手に

ほりおこしにむかった。

穴にライトをあてた。

私の死体がおさまっているスーツケースだった。







私の部屋にはいつの頃からか

みしらぬスーツケースがあって

中には私の死体がおさまっている。

いつどこで誰からどうやって

手にいれたのか。

いつ誰がなぜここにおいていったのか。

わすれてしまっておもいだせない。






私はなにかいけないことをして

なにか証拠を土にうめている。

なにをうめているのかわからない。

そして気がかりばかりましていった。

あるひ近所を散歩していると

いつも夢でみるあの場所そっくりの

場所にでくわした。

私はほりおこさずには

いられなくなっていた。

真夜中スコップを手に

ほりおこしにむかうと

すでに何者かがほりおこした

あとだった。

あぜんとしてたちつくしていた

まさにそのとき

背後に人の気配をかんじ

ふりむきざまライトをあてると

そこにはスコップをふりかざした

私が。

とおのく意識。

もちさられるスーツケース。







私の部屋にはいつの頃からか

みしらぬスーツケースがあって

中には私の死体がおさまっている。

いつどこで誰からどうやって

手にいれたのか。

いつ誰がなぜここにおいていったのか。

わすれてしまっておもいだせない。
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