blacknessfall

第7鉱区のblacknessfallのレビュー・感想・評価

第7鉱区(2011年製作の映画)
3.5
エイリアン、アビス、遊星からの物体X等の閉ざされた限定空間にヤバいモンスターが出現するやつの韓流版って感じ。
思ってたとおりな感じだった良くも悪くも笑

まあ、やっぱ映画の製作現場や取り巻く状況がマトモなのか?やはり韓国映画の質は高い。
どんなジャンルもそれなりのもんになる。


ただ、どの映画にも練り込まれる韓流要素、異様に濃い人間模様、そのドラマを必要性をオーバートライヴして画く。
今作も海底油田採掘施設にモンスターが現れる映画だけど、しっかり人間ドラマが詰め込まれてた。
二組のカップルの恋話に、主人公の女の子の油田に絡んだ父や叔父との因縁、男の隊員の同士の厚い友情。
前半、いや、前中盤までこれらをほのぼのラヴコメ紛いの軽いタッチで画く。
上手くやってるしそれになりに楽しいけど、一向に怪物出てくる空気ならないから不安になったよ😂

で、なんとか怪物が出現してアクション・パニックに突入する。持たされてた分、きたー(゚∀゚ 三 ゚∀゚)ってなったけど、なんかこう微妙なんだよな、悪くないけど怪物のルックや質感の既視感強いし、怪物とのファイト・シーンも長く見せてくれるのはいいけど、工夫がない感じがして、"エイリアン2みたいにやっときゃいいよねぇ"みたいなおざなりな意識をハッキリと感じたよ、、笑

前半、トゥーマッチなぐらいやってた人間ドラマは見事に伏線になってて後半の怪物とのバトルの中でしっかり回収していったのは見事だけど、モンスター・パニックとして肝心なとこが雑で凡庸じゃあ意味ないよ、そんなとこしっかりやっても、、笑

良いとこと悪いとこがくっきり顕在化してる映画で、正直期待ハズレのとこあるけど、やはりそこは韓国映画のアベレージの高さで決してつまらなくないんだよな。評価むずかしい😂
でも、グエルムみたいな傑作があるわけだしもっと頑張ってほしかった、、

あと、主人公の海底油田の採掘員の女の子、アダ名が"無鉄砲"で仲間はおろか彼氏や叔父にまで無鉄砲て呼ばれてるの受けた笑
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