sokbu

ザ・セルのsokbuのレビュー・感想・評価

ザ・セル(2000年製作の映画)
3.6
女性ばかり狙った連続殺人犯カールの深層心理に特殊な装置を使って入り込み、誘拐された女性の手がかりを探す、心理学者キャサリン。その中で猟奇的な殺人を繰り返す犯人の子供時代の虐待なども明らかになってくる。

石岡瑛子が衣装デザインで参加している。映像も芸術的で、サイコスリラーで、グロい場面もどこか芸術的で美しい。最初のナミビア砂漠のシーンは、「クレージージャーニー」で写真家の吉田凪さんがアフリカの少数民族を撮影したところなのかな?つまりそれくらい画が美しいのである。

SM、ボンテージ、筋肉、ピアッシング、MRIの断面画像、窒息、幻覚、宙吊りなど、さまざまなフェチを満たしてくれるようなエロ要素も出てくる。やっていることは犯罪であるが、やっぱりアートな感じ。

内容は虐待、精神疾患など重いテーマなのだが、不謹慎ながら、なかなか面白かったです。
sokbu

sokbu