故郷（ふるさと）への長い道／スター・トレック4の独り言のネタバレレビュー・内容・結末

3部作の完結編。
オープニングのメッセージが、自分が前回感じた2の感想で書いたクルーへの思いの丈をそのまま同意・表現されたような内容で、いきなり目頭が熱くなってしまった…。

中身は2・3に比べると、カーク達が現代にタイムワープするという、少しコミカル寄り。
でもこれこれ、こういうのが見たかった！
シリアス怒涛の2・3からのこの振り幅ができるのもスタートレックならでは。

そして未知の生物と意思疎通ができるとは限らない。その鍵が鯨なのもいい。
自分は鯨が好きだということもあり、この設定だけでかなり上がってしまった。
敵対者ではなく、結局何が目的なのかわからないままなのもいい。

最後、復活したエンタープライズ号を見て「諸君 我が家へ戻ったぞ」のセリフが副題に掛かってグッとくる。

スタートレックは色々な意味で人々の理想の未来を描く。差別や疑心、混沌だらけの今こそ、全人類が見るべき道しるべだと思う。